「MDMとIntuneって何が違うの?」
これは情シス担当者から非常によく聞かれる質問です。
結論から言うと
MDM = 概念(管理の仕組み)
Intune = 製品(Microsoftの管理ツール)
つまり
同じカテゴリに見えて“レイヤーが違う”存在です。
この記事では、この違いを実務目線で整理しながら、
自社に最適な選び方まで解説します。
MDMとIntuneの違いとは?まず結論を分かりやすく解説
まず前提として理解すべきポイントです。

MDMは「考え方・仕組み」
MDM(Mobile Device Management)は
- スマホ管理
- セキュリティ制御
- 端末設定
を行うための仕組み(概念)です。
Intuneは「具体的なツール」
Intuneは
- Microsoftが提供する
- クラウド型のデバイス管理サービス
です。
関係性
MDM(概念)
└ Intune(実装の一つ)
つまりIntuneはMDMを実現する手段の1つです。
MDMとIntuneの違い【コンセプト編】
ここが最も重要な違いです。

MDMのコンセプト
端末を管理する主な対象
設定
デバイス
OS
Intuneのコンセプト(2026年)
ユーザーとデバイスを統合管理する
Intuneは現在
- MDM(デバイス管理)
- MAM(アプリ管理)
- ID管理(Entra ID)
を統合したUEM(統合エンドポイント管理)寄りの存在になっています。
MDMとIntuneの違い【管理方法編】
MDM(従来型)
端末単位で管理
例
- スマホにポリシー適用
- 設定を強制
Intune(現代型)
ユーザー + デバイス + アプリで管理
例
- ユーザー単位のポリシー
- 条件付きアクセス
- アプリ単位の制御
ポイント
MDM = 端末中心
Intune = ID中心
MDMとIntuneの違い【機能編】
MDMツール(一般)
- 端末設定管理
- アプリ配布
- リモートロック
- 制限ポリシー
Intune
これに加えて
- 条件付きアクセス(ゼロトラスト)
- アプリ単位のデータ保護(MAM)
- Windows / Mac管理
- Microsoft 365連携
2026年のトレンド:ゼロトラストと統合管理(UEM)
現在のIT管理は境界防御 → ゼロトラストにシフトしています。
ゼロトラストとは
- 社内外を区別しない
- 常に認証・検証
Intuneが強い理由
- Entra IDと連携
- 条件付きアクセス
- デバイス状態チェック
つまり 「安全な人だけアクセスできる」管理が可能です。
中小企業はMDMとIntuneどちらを選ぶべきか
MDM単体で十分なケース
- 台数が少ない
- シンプル運用
- セキュリティ要件が低い
Intuneが向いているケース
- Microsoft 365を使っている
- リモートワークあり
- セキュリティ強化したい
- PCもまとめて管理したい
よくある失敗と導入時の注意点
- IntuneをMDMとしてしか使わない
→ 機能を活かせていない - 設計なしで導入
→運用崩壊 - 権限管理が曖昧
セキュリティリスク
MDMとIntuneは「対立ではなく使い分け」
重要なのはここです。
MDM vs Intune ではない
正しい理解
- MDM = 基本機能
- Intune = 拡張・統合
まとめ
MDMとIntuneの違いは
概念 vs 製品
そして
端末管理 vs 統合管理
です。
2026年現在は Intuneのような統合管理(UEM)が主流になりつつあります。
MDMとIntuneの違いは理解できても、「自社にどちらが最適か」を判断するのは簡単ではありません。
mobitech solutionでは、
・MDM / Intune選定支援
・初期設計(ポリシー・運用設計)
・キッティング自動化
・運用BPO
まで一貫してサポートしています。
「Intuneにすべきか迷っている」
「MDMで十分なのか判断できない」
といった場合は、ぜひお気軽にご相談ください。