社用スマートフォンを導入している企業の情シス担当者からよく聞く悩みがあります。
それは
「スマホの操作に関する問い合わせが多すぎる」
という問題です。
例えば
- メール設定が分からない
- アプリのログイン方法が分からない
- Wi-Fi接続の設定ができない
- OSアップデートの方法が分からない
こうした問い合わせは1件1件は小さくても、積み重なると情シス担当者の大きな負担になります。
この問題を解決する有効な方法が
FAQ(よくある質問)の整備です。
この記事では、
問い合わせを減らすためのFAQ構築のポイントを分かりやすく解説します。
なぜスマホの問い合わせが多いのか
まず、なぜスマホ関連の問い合わせが増えるのでしょうか。
スマホに慣れていない従業員がいる
スマートフォンは日常的に使われているデバイスですが、
業務用途になると操作が分からない社員も多いのが実情です。
特に
- 社内システム
- 業務アプリ
- セキュリティ設定
などは個人利用とは大きく異なります。
社内マニュアルが整備されていない
スマホ導入時に
- 操作ガイド
- 初期設定マニュアル
- トラブル対応方法
などが整備されていない場合、
すべて情シスに問い合わせが集中します。
情シスに聞くのが一番早い
多くの従業員は
「調べるより聞いた方が早い」
と考えています。
そのためFAQが無い環境では、
問い合わせが増え続ける構造になります。
FAQ整備がもたらす3つのメリット
FAQを整備することで、企業には大きなメリットがあります。
情シスの工数削減
FAQがあれば、従業員は
自分で問題を解決できるようになります。
結果として
- 問い合わせ対応時間
- メール返信
- 電話対応
などが大幅に削減されます。
従業員の業務効率向上
問い合わせをして回答を待つよりも、
FAQを確認した方が早く問題解決できる場合が多いです。
つまりFAQは
従業員の生産性向上にもつながります。
IT運用の標準化
FAQを整備することで
- 操作方法
- 設定方法
- トラブル対応
が社内で統一されます。
結果として
IT運用の標準化が進みます。
情シス向けFAQの作り方
では、実際にFAQはどのように作れば良いのでしょうか。
① よくある問い合わせを整理する
まずは、過去の問い合わせを整理しましょう。
例えば
- メール設定
- パスワード変更
- Wi-Fi設定
- アプリログイン
など、頻出の質問をリスト化します。
情シスの問い合わせの多くは
同じ内容が繰り返されています。
② シンプルな表現で書く
FAQを作る際に重要なのは
誰でも理解できる表現です。
例えば
NG例
「VPN接続を有効化してください」
OK例
「社外から社内システムにアクセスする場合はVPN接続をONにしてください」
専門用語を減らし、
分かりやすい文章にすることが重要です。
③ 画像付きで説明する
スマートフォンの操作は
文章だけでは理解しづらいことがあります。
そのため
- 画面キャプチャ
- 操作手順画像
- 矢印付き説明
などを入れると理解しやすくなります。
④ 検索しやすい構造にする
FAQは「探しやすさ」が重要です。
例えば
カテゴリー例
- 初期設定
- メール
- Wi-Fi
- アプリ
- セキュリティ
など、テーマ別に整理すると
従業員が探しやすくなります。
⑤ セルフサービス化を進める
最近ではFAQを
- 社内ポータル
- ナレッジベース
- チャットボット
などで提供する企業も増えています。
これにより
従業員が自分で解決できる環境を作ることができます。
FAQに入れるべき具体例
情シス向けスマホFAQには、次のような項目を入れると効果的です。
例
- 社用スマホの初期設定方法
- メール設定方法
- パスワード変更方法
- Wi-Fi接続方法
- VPN接続方法
- 業務アプリのログイン方法
- 端末紛失時の対応
特に紛失時の対応は
セキュリティ対策としても重要です。
モバイルセキュリティ対策については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
関連記事
「情シス担当が知っておくべき!モバイルデバイスからの情報漏洩を防ぐ5つの対策」
FAQと合わせて見直したいモバイル管理
スマートフォンの問い合わせが多い場合、
管理方法の見直しも重要です。
例えば
- アプリの自動配布
- 初期設定の自動化
- セキュリティ設定の統一
などを行うことで、
問い合わせ自体を減らすことも可能です。
こうした管理には
MDM(Mobile Device Management)が活用されています。
関連記事
【情シス必見】スマホ導入のキッティングを自動化する方法|MDMで初期設定を劇的に効率化する3ステップ
FAQ整備は情シスと従業員の両方を助ける
スマートフォンの問い合わせは、
多くの企業で情シスの大きな負担になっています。
しかし
- FAQ整備
- ナレッジ共有
- セルフサービス化
を進めることで、
問い合わせは大きく減らすことができます。
その結果
- 情シスの工数削減
- 従業員の問題解決スピード向上
という双方にメリットのある環境が実現します。
まとめ
スマートフォンの問い合わせ対応を減らすためには、
FAQの整備が非常に効果的です。
例えば
- よくある質問の整理
- 分かりやすい文章
- 画像付き手順
- 検索しやすい構造
などを意識することで、
従業員が自分で問題を解決できる環境を作ることができます。
FAQ整備は、
情シスの工数削減と従業員満足度向上の両方に繋がる重要な取り組みです。
mobitech solutionでは、企業のモバイル運用を支援する伴走型サポートを提供しています。
社用スマートフォンの導入から運用設計、MDM活用、社内FAQ整備までトータルでサポートしておりますので、モバイル運用に課題を感じている企業様はぜひお気軽にご相談ください。